千種会訪問看護ステーションでは 毎月 第2火曜日に勉強会を実施しています。
今月のテーマは「転倒対策について」です!
在宅における転倒の原因は、ケースバイケースであり、様々な要因が絡んでいます。
転倒がきっかけで寝たきりになってしまい、住み慣れた自宅で穏やかに生活することが出来なくなってしまうケースも珍しくありません。
転倒の原因は大きく分けると内的要因と外的要因に分けることが出来ます。
体力や加齢による身体機能面の低下などは内的要因になりますが、
それぞれの家屋構造や間取り、家族の形、段差など生活環境による外的要因が原因のことも多くみられます。
一度低下した体力や筋力を元に戻すことは容易ではありません。
千種会訪問看護ステーションでは、これまでも転倒を繰り返す症例に対して話し合う機会を設けていました。
当事業所では転倒対策のため転倒データ集計を開始しました。
転倒の数だけ、原因や結果が違います。そんな転倒について繰り返し何度も確認することが重要と考えています。
先日そのための勉強会を開催しています。
転倒を予防するには、
①動線上の環境整理
②身体機能面の正確な評価
③転倒しないための体力作り
④多職種連携
がとても重要です。転倒データを集計することで、上記4点についても再度考え直す機会になります。それを繰り返しながらスタッフの意識改革に繋げていきたいと考えています。
転倒を100%防ぐことは出来ないと思いますが、こういった作業ひとつずつが事故の原因となるものを出来る限り取り除くことに繋がると思います。